世の中の“あたりまえ”が、
最適解だとは限らない。
私は、高校時代の成績は3年間、オール5でした。ただ中学、高校と授業中にノートをとったことがないんです。生徒が板書をノートに書き写すのは、いわば学校の“あたりまえ”です。でも、黒板の文字を生徒数十人が同じように書き写していくことが、私には非効率に思えた。それに“聞く”ことと“書く”ことを同時に集中するのだって難しい。だから私は、先生の話を聞くことに集中するようにしたのです。決められたことを決められたようにやる。それが最適解とは限らず、目標を確かに捉え、最短距離を探り出す。そして到達点への走り方も、自分自身で決める。それが学生時代からの、私の生き方でした。
就職活動では、「一度きりの人生。すでに完成している大企業ではなく、今はまだ知られていない会社を誰もが知ってる大企業へと変貌させていくことに情熱をかけたい」と考えました。そして私の目に飛び込んできたのがJIG-SAWでした。当時、企業規模はまだ小さく、オフィスだって今ほどキレイな場所ではなかった。でもそれが、私にとってはとても輝いて見えた。「すべてはこれから始まる」。そんな期待と興奮に包まれて、JIG-SAWの門を叩きました。